最短何日で取れるの?

実際のところ何日かかるのか

バイクや自動車の運転免許試験は筆記試験にだけ受かればよいというわけではなく、実際にその乗り物を操作して正しく動かすための技術を習得しなくてはいけません。

そのため免許の交付を受けるためには、技能試験と学科試験の2つの試験に合格をしなければいけないこととなっているわけですが、学科はともかく技能試験については事前にその乗り物に乗ってやり方を教えてもらわなくてはいけません。

教習を受けずにいきなり一発試験を受けるということもできるのですが、その場合には通常の教習所で行われる試験よりもかなり高い技能レベルが求められてきます。

普通これから免許を取得しようというときには、まずは公認教習所に通って技能教習と学科の授業を受けて、そこで卒業試験を受けて合格したのちにその卒業証明書をもって最寄りの運転免許センターに行ってそこで学科試験を受けることになっています。

運転免許を取得するために長い時間がかかる理由はその教習所の主に実技教習の方にあり、所定の時間数の講習を受けてその都度合格をしていかないといけないからです。

また通いで教習所を利用する場合などは、時期によっては非常に混雑をするので実習のための時間が思うように組むことができずに日にちが後回しになってしまったり、空き時間を持て余してしまうようなこともあったりします。

既に普通自動車の免許をもっている人は学科教習の大部分を免除されるようになりますが、それでもなかなかスケジュールがうまく組めないことを考えると、だいたい1ヶ月はかかるというのが相場となっています。

もし最短で取るとしたら

しかし理論的にはスケジュールが希望通りに通ればそれほど長い時間は必要とはされません。

教習所での教習は1日のうちに受けることができる時間数が決められているので学校のように朝から晩までびっしり入れるということはできません。

それでも1段階なら1日2コマ(2時間)まで、2段階なら1日3コマ(3時間)まで入れることができるので、それを毎日繰り返せば最短8日で全ての教習を修了することができます。

自動車免許がない全くゼロからバイクの免許を取得するという場合でも、9日あれば取得が可能ということになっています。

もう一つ時間的な問題になるのが補修です。

運転教習はただ受けさえすればよいというわけではなく、その時間内にマスターするべきとしている技能について、時間の終わりに教官からテストをしてもらって「できている」と認められてハンコをついてもらってはじめてその時間は修了となります。

つまり技能教習を受けても、その技能を明らかに習得していないとされる場合には同じ内容の教習を再び受け直さなくてはならないことになっているのです。

バイクのMT車の場合などはギアチェンジに最初はかなり手こずるので、それでどんどん日数が伸びていくということもあるようです。

合宿免許を利用するという手も

何が何でも短い時間内でとってしまいたい!という人なら、合宿免許という手段もあります。

合宿免許は今やかなりメジャーな方法になってきていますが、バイクの免許についても合宿で受けられるコースが各地で用意されています。

合宿免許ならスケジュールで無駄な空き時間ができることはありませんし、コースによっては補修が必要になってもその分の追加料金はとられないというようにしているところもあります。