バイクローンって？ - バイクのハテナ

バイクを購入するとなると、本体価格の他に税金や整備費用、保険加入料などこまごまとした諸経費がかかってきます。

また最初はある程度予算を決めてバイクを選んでいたものの、ちょうどよい出物が見つかって多少オーバーしてしまったというようなこともよくあります。

そうしたバイク購入費をうまく調達するための手段としておすすめなのがバイクローンです。

バイクローンは自動車購入時のマイカーローンと同じように、そこにかかる費用に限定する形で貸付を受けることができるタイプのローンです。

新車販売を行うメーカーのディーラーだけでなく、中古バイクショップでも独自のローンを行っていたりどこかのローン会社と提携をしていたりするので、その場で組みたいというときにもすぐに利用ができるようになっています。

ただしバイクローンを組む場合、その場で進められるままにお店のローンを組んでしまうというのはちょっと短絡的かもしれません。

もちろん一般的な金融機関で組むよりも安い金利で手軽に組むことのできる便利なローンをすすめてくれるショップもありますが、いかんせん相手も商売ですから本体購入価格以外にも金利で利益を出そうとしてよけいなローンまで勧めてくるということもあります。

自動車業界では、本体売買価格よりも子会社が行うローン契約の方が企業全体の利益を押し上げているというようなことが常識になっているくらいなので、即決はちょっとだけ待ってみた方がいいでしょう。

バイクローンは実際に売買を行っているショップ以外にも多くの金融機関で行っています。

「バイクローン」という名称ズバリで貸付をしてくれている銀行や金融機関もありますし、目的別ローンとして行っている中の例として「バイク購入」を含めている場合もあります。

いくつかあるローン会社の中でも、最も金利面で有利なのは大手銀行系です。

ただし銀行のローンの場合には金利が安い反面で貸付する人の審査が厳しいという傾向もあるので、あまり審査に時間をかけたくないという人や、収入や職業などで審査に落ちるかもしれないという不安がある人はちょっと考えてみた方がいいようです。

反対にディーラーが行っているローンや、消費者金融など銀行以外の金融機関が行っているローンは、金利が高めですが審査が通りやすいということが特徴になっています。

時期や条件などを合わせてどこから借りるか選んでみてください。

バイクの免許は普通自動二輪免許なら16歳から、大型自動二輪車でも18歳からとれることになっているので、初めてのバイク購入時にはまだ未成年ということもあります。

未成年者の場合、ほとんどが学生の身分でしょうから定期収入がないとしてなかなかローンのための審査は通りにくくなっています。

仮にローンが組めたとしても保証人は両親となっており、両親の収入や職業によってはこれもまた組めないということもあったりします。

親に頼らずどうしても自分でバイクを買いたいという未成年者なら、「学生ローン」を利用するという手があります。

学生ローンは文字通り学生限定のローンですが、こちらは目的を問わずかなり安い金利で貸出をしてくれるようになっています。

ただし返済が滞ると親に連絡がいったり、バイトを続けなくてはいけないという負担がでてきたりするので借りる前にはきちんと計画を立てておきましょう。