免許を取るには何が必要?

免許をとるための条件とは

バイクや車を運転するためにはまず運転免許を取得する必要がありますが、これは誰でもいつでも取得ができるというものではありません。

というのもバイク(自動二輪)や乗用車を運転するために取得する免許は国家資格の一種であり、その資格を受験するためには技能や知識だけでなく一定の身体的能力や年齢条件を満たしている必要があります。

また運転は知識だけでなく技能も高く求められるため、資格試験は机上で行うペーパーテストだけでなく実際にそれを運転して試験官にチェックを受ける技能試験も行われます。

それまで全く操作をしたことのない自動車を試験官の前で運転して見せてうまくできる人はいませんから、事前にきちんと運転方法を教えてもらえる教習所に通う必要もあります。

つまり実際に免許試験に合格をするためには、年齢や身体の健康などといった条件の他に、事前に試験対策を行うという技能の条件もついてくるということになります。

身体的な条件について

実際の運転免許試験を受けるときには、必ず「適性検査」を受けます。

「適性検査」とは、自動車を運転するために最低限必要とされる身体能力を持っていることをはかるもので、視力・聴力・色彩識別能力・運動能力について検査されます。

中でも最も重要になるのが視力検査で、実際にそこで視力測定をして両目で0.7以上、片目それぞれ0.3以上の視力がなければいけないこととなっています。

なおこの視力は必ずしも裸眼である必要はなく、ふだんからメガネやコンタクトレンズで視力矯正をしている人ならそれらをつけたまま計測をして数値がきちんと出ればOKということになります。

色彩識別能力や聴力については、学校でよく行われているような簡単な検査を行うこととなっていますが、こちらは相当ゆるめの基準となっています。

色彩識別なら赤色、青色、黄色の区別がつけられること、聴力なら日常の会話を聴収できていればそのままパスできます(補聴器を使用してもOKです)。

身体的な能力の他に絶対的な条件となっているのが年齢です。

自動二輪については、原付免許・小型特殊免許・普通二輪免許は16歳以上から、大型二輪免許は18歳以上から取得ができるようになっています。

年齢については特例はありませんので、必ずその年齢になってから試験を受けるようにしましょう。

免許取得時に必要になる書類

条件を満たしたならば、次に書類を提出することになります。

自動車教習所を卒業したあとに運転免許センターで試験を受ける場合には、当日その場所にある運転免許申請書を作成するとともに、試験手数料と住民票、本人確認ができる書類(健康保険証・住民基本台帳カード・パスポートなど)を提出します。

免許に添付する写真も自分で持ち込むことができますが、一般的には当日その場で撮影をしています。

これらの書類は免許取得のための試験会場だけでなく、自動車学校に入学するときにも同じように求められます。

免許に必要な書類や発行期間の条件などは警察庁のサイトなどに掲載されているので、事前に間違いがないようにしっかりとチェックして忘れ物のないように持込ましょう。