チェーンの役割と注油の必要性って?

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チェーンも日常的にチェックを

チェーンは自転車にも同じパーツがあるように、二輪車を動かすための基幹部分です。

自転車の場合は足でこぐ運動ですが、自動二輪の場合にはエンジンによる動力を同じように後輪の回転という運動につなげていく役割をします。

またチェーンは後輪部分にギアをかませるような形で設置をしているのでギアを変えるたびにチェーンの位置が移動をして輪の大きさによる制御を行っていくことになります。

そんなチェーンですが、鉄製であることもあり長期間使用をしているとどうしても錆びやすくなり、それがギアチェンジのしにくさになったり、思わぬ脱落を起こす原因になってきたりします。

新品や整備直後のチェーンはしっかりとグリスでコーティングされていますが、長く使用しているとどうしても油切れの状態にもなってくるので、バイクの日常的なメンテナンスの一つとしてチェーン部分への注油も加えるようにしてみてください。

チェーンのメンテナンス方法

これまで全くチェーンを自分でメンテナンスしたことがないという人なら、まずはチェーンをじっくりと見てみてください。

古いバイクになるとチェーンが茶けてしまっていたり、だらんと伸びたようになってひっかかっています。

半年くらい乗らずにバイクを放置しておくと塗ってあった油もカラカラに乾いてしまうので、その状態で急に走行なんてしようものなら突然にチェーンがはずれてタイヤがロックされてしまうこともあります。

まずチェーン全体が緩みがないかを確認し、適度に遊びがつくようにしておきます(適正な遊び幅は車種によって異なります)。

チェーンが錆びていたら市販のチェーンクリーナーをスプレーしていきます。

チェーンクリーナーをつけてしばらくすると錆びる前の輝きが戻ってくるので、あとは防錆スプレーをつけるなどコーティングをしてから専用のチェーンオイルを注いで全体になじませます。