スプロケットを替えるとどうなる?

スプロケットとはどんな部品か

スプロケットと聞いてすぐにどんな部品かわかる人はそれほど多くないのではないでしょうか。

スプロケットとは簡単にいえばギアによって変動する歯車のことで、エンジンの動力を後輪タイヤに伝えるためのチェーンと噛みあわせて使います。

部品そのものはバイクだけでなくベルトコンベアのような工業用機器にも使用されているので、一般的に求めることができるパーツとなっています。

スプロケットはバイクではエンジン部分と後輪タイヤ部分との二箇所に設置されており、ギアチェンジをすることで複数のスプロケットの中から適した歯数のものが使用されるようになっています。

スプロケットはそのバイクの性能に合わせてメーカーが適した歯数のものをあらかじめ純正品として設置していますが、かなりバイクに詳しい人になってくると自分の希望する走りにするためにわざわざこのスプロケット部分を交換するということもよくあります。

バイクパーツの販売店にいくとたくさんの種類のスプロケットがあるので、詳しい人に聞いてみればいろいろと特徴を教えてくれることでしょう。

ちなみに純正品とサイズが同じでカラーバリエーションが違うというドレスアップ用のスプロケットもたくさん販売されています。

スプロケットは消耗品です

基本的にはスプロケットそのまま使用し続けても構わない部品ですが、ハードなライダーさんやギアチェンジを頻繁にするライダーさんになると、かなりのスピードで摩耗が起こるようになってしまいます。

スプロケットは走行中ずっとチェーンと溝を合わせて回転を続けていくので、年月が経つとどうしても歯の部分がすり減って鋭角がなくなってきてしまいます。

スプロケットの摩耗が進むとうまくギアチェンができなくなったり、走行のバランスが悪くなってくるのでツーリング前などには摩耗具合を調べて交換をしておくとよいでしょう。