走行中に突然エンジンが止まった!
バイクで走行中、突然エンジンが止まってしまうという現象が起こることがあります。
それまで快適に走っていたのに、突然失速をしてそのまま停車することになってしまったとなると、運転者はかなり肝を冷やします。
普段快適に走行できているときには想像できないのですが、案外こうしたエンジンの急停止というトラブルはバイクではよくあることです。
もし実際に走行していてそのようなことが起こってしまったら、まずは落ち着いて周囲を確認しながらしっかりとバイクを停め、原因を探るとともに早めに修理対応をしていくようにしましょう。
当然のことではありますが、もし急停止ということになってもいつまでも道路上にいるのは大変に危険です。
すみやかに路肩に移動をし、可能であれば周囲にトラブルが起こっていることがわかるように合図をするようにして二次被害が起こらないように充分に注意をしてください。
エンジン急停止の原因
エンジンが走行中に停止する原因はいくつかあります。
まずもっともよくあるのが点火プラグの故障です。
点火プラグとはエンジンスタートをしたときに火花を出し、ガソリンを燃焼させるための役割をする部品です。
この点火プラグは消耗品であり、長く使用しているとどうしても発火状態が悪くなってしまうので定期的に交換をする必要があります。
交換して間もない時期であったとしても、何らかの原因でプラグコードが断線してしまったり内部に異物が入り込んでしまったときには同様にうまく発火されなくなるので、すぐに交換をしなくてはいけません。
点火プラグを一度外してみて、発火の状態をチェックしてみればそれが原因かどうかはすぐにわかります。
点火プラグの他にも、内部の消耗品が著しく減っているためバイク内部のコンピューターが強制的にエンジンを停止させているということもあります。
エンジンを冷やすための冷却水やオイルなど、消耗が進んでいると内部のコンピューターが判断すると危険だとしてエンジンを動かない状態にしてしまうのです。
そうなるとしっかりとした整備工場でどこに異常があるかを調べないといけなくなるため、対応としてはかなり長引いてしまうことになるでしょう。
なんとなくの感覚で異常を察知する
バイクの異常について多くの場面で言えるのが、突然何の前触れもなく起こるということはそれほどないということです。
例えば走行していて突然エンジンが切れたことがあったけれども、再びスターターを入れたらすぐに動いたので気にしなかったという場合や、起動させたときにエンジンがかかりにくくなったと感じるようになったというような場合です。
そうした予兆はそのときにはなんともなくても、長期的には致命的なバイクトラブルのもとになってしまったりします。
乗車していて何かいつもと違うと感じることがあったらあまり長く放置せず、きちんと点検を受けてみてください。