ヘルメットを選ぶならAraiとSHOEIどっちがいい?
バイクに乗る際には、ヘルメットが欠かせません。
どんなに近距離でもヘルメットをかぶっていないと、違反になりますし、体がむき出し状態になるバイクでは、命を守るために欠かせない物となります。
バイクのヘルメットは、メーカーやタイプにより色や形、デザインは変わります。
好みで選びますが、命綱と同じ重要な意味を持つ物ですから、安全性や機能性も重視して選ばなければいけません。
ヘルメットにもいろいろなメーカーがありますが、人気が高いAraiとSHOEIを比較してみます。
Araiの特徴
Araiは、1960年創業の老舗ですが、創業当時は帽子屋としてのスタートでした。
頭に被る物という共通点はありますが、ヘルメットを手がける際、安全性を重要と考え、独自の「アライ規格」という厳しい基準を設けています。
ヘルメットにはスネル規格という、世界で最も厳しいと言われる安全規格が存在します。
厳しい基準をクリアしていないと、ヘルメットとしては認められませんが、さらに5年ごとに企画の見直しを行い、見直すほどに厳しくなっていくという特徴があります。
これはレース専用のヘルメットに限らず、一般のヘルメットにも適用されますが、アライ規格は、スネル規格の審査をもクリアできるほどのクオリティです。
Araiのヘルメットは安全性において定評があるため、レーサーからも人気があり支持されています。
現在日本ではスネル規格の他に、JIS規格の2種類が使用されていて、ヘルメットが商品化されるまでには、様々なテストが行われます。
衝撃を吸収するテストでは、JIS規格よりもスネル規格の方が高い位置からヘルメットを落としますが、高さを変えて違う位置から2度落とします。
これは転倒した際に、バウンドして何度もぶつける事を想定しています。
他にも2つの規格をクリアすべく、複数のテストを行います。
Araiのヘルメットは、その両方をクリアしています。
SHOEIの特徴
SHOEIは、1954年創業と、Araiより少し早いものの、こちらも当初はポリエステル加工メーカーとしてのスタートでした。
こちらのヘルメットの特徴は、快適な事です。
夏場にフルフェイスを被ると、それだけでかなり暑くなります。
SHOEIのフルフェイスは、換気性に優れているので夏場に違いが分かります。
レーサーはレース中の風切り音を気にすると言われています。
SHOEIのヘルメットは風切り音の低減にも配慮していますので、快適さではプロ位・アマともに高い評価を得ています。
これだとSHOEIのヘルメットは快適性だけで、安全性に劣るイメージですが、そんな事はありません。
世界にはスネル規格よりも厳しい、SHARP規格というヨーロッパで使用されている規格があります。
SHOEIのヘルメットは、このSHARP規格をクリアしているので、安全性にも優れています。
また、SHOEIのヘルメットは若干大きめに作られているので、頭のサイズが大きめの人にもおすすめです。