ラジアルとバイアスって何が違うのでしょうか?
タイヤには、ラジアルタイヤとバイアスタイヤの二種類があると聞きましたが、いまいちそれぞれの違いがわからずに居ます。
同じタイヤなのに、一体何が違うのでしょうか?
ラジアルタイヤとバイアスタイヤのそれぞれの特徴や、違いを知りたいです。
宜しくお願いします。
それぞれ構造が異なります
確かに、同じタイヤですから、一見まったく同じように感じるかもしれませんね。
ですが、それぞれ全く走り心地や寿命などが変わって来るので、こちらを参考にしてみて下さい。
まず、ラジアルとバイアスの根本的な違いは、その作り、構造にあります。
タイヤはそもそも、地面と接する表面のゴムの部分と、ゴムの芯となる部分の二種類で構成されているのですが、この芯となる部分の作り方が、タイヤによって違います。
芯の部分のことをカーカスと呼びますが、カーカスにワイヤーを斜めに巻きながら、層ごとに向きを変えて作られているのが、ラジアルタイヤになります。
一方、バイアスは表面上のゴム部分と直角になるようにワイヤーが配置され、周囲から補強材を巻いて作られているのが特徴です。
ラジアルの方が簡単に作れるので、安価である点が特徴で、大体のバイクでもこっちが使われている事が多いと思います。
ですが、バイアスは構造上、めちゃめちゃ丈夫なので、多少お値段も張りますが、めっちゃ普段から走るという人は、こっちのタイヤを選ぶ事が多いみたいです。
ざっくりと説明してしまいましたが、特にタイヤにこだわりが無いという場合は、普通にラジアルで十分だと思います。
乗心地もラジアルの方が良いですし、最初から搭載されているのは、ラジアルタイヤのバイクがほとんどですので、わざわざ変えるのも大変かもしれません。
長距離ツーリングや強度を重視するなら、バイアスタイヤ
日頃から長距離ツーリングをすることが多く、でこぼこ道もかなり走るのですが、ラジアルの方だとパンクをしてしまうような道も、バイアスであれば全然問題なく走れました。
ラジアルは一般的なタイヤなので、そもそもそう言った道を走るように作られていないのですが、質問者様が今後そうした道を頻繁に走るという事であれば、ラジアルも検討してみた方が良いかもしれないです。
ラジアルタイヤの場合は、比較的新しい技術を使って居る分、耐久性、丈夫さは、圧倒的にバイアスよりも上です。
タイヤが固い分乗心地の面はやはり劣りますが、大抵の道はへっちゃらで走ってくれますよ。
ただし、やっぱり圧倒的にお値段が高いので、そうそう頻繁には交換できません。
滅多にパンクなどしないですが、タイヤにも寿命はあるので、経済状況も考えた上で検討してみて下さいね。