もしも走行中にキーがオフになったら
バイクを運転しているとき、ふと手元を見てみるとキーが刺さった状態になっているのが見えます。
キーは差し込んだ状態で少しひねればすぐにエンジンがかかるしくみをしており、停車をしたときにエンジンを切るときには反対方向に同じように回します。
そこでふと疑問に思うのが、もし走行をしている途中に急にエンジンキーを停止に動かしたらどうなってしまうんだろうかということです。
走行中に急にエンジンが停止するわけですから、タイヤが急にロックされるんじゃないかとか、操作不能になるんじゃないかといった心配が出てきます。
ですが結論から言うと、走行中にエンジンキーが停止されたとしても特にすぐに何らかのロックが起こるということはなく、ちょうど坂道を転がるように惰性で真っ直ぐ進むだけになります。
何らかの故障でエンジンが急に止まってしまったという場合にも同様の状態が起こります。
急にエンジンが停止したときの対処方法
エンジンキーを停止にしなくても、故障によってエンジンが動かなくなってしまうことはよくあります。
もし信号のない道などで真っ直ぐに走行をしていたなら、ゆっくりとブレーキで減速をしながら安全な場所にいってそこで停車をするようにしましょう。
停車してしまえばエンジンがかかっていないのと同じ状態になるので、手動で引き回すこともできます。
気をつけたいのが、走行中に急にエンジンが停止してしまったときに、再びエンジンをかけ直すという行為を何度も続けてしまうということです。
エンジンが急停止するとガソリンが中途半端にエンジンに送られてそこで強制停止になるので、不完全燃焼のガスがエンジン内にたまってしまいます。
それが繰り返されるとバックファイヤーなど別の症状が起こりやすくなるので、もし走行中に急にエンジンが停まるようなことがあったら、すみやかに整備工場でみてもらうようにしましょう。